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十和田湖を一周してきました2

2008/07/25 22:04

 

 7月24日朝、岩手県北部を震源とする地震にて、奥入瀬渓流の阿修羅の流れ付近にて落石事後がありました。復旧は7月30日が予定されていますが、少しでも早い通行再開が待ち望まれます。で、事故現場への立ち入りができませんので、前回の続きをエントリします。また、このエントリでは、湖の色の変化をご覧戴きたいということで、動画を中心に、兎に角、見て戴こうと思います。


2008.06.28

 これが翡翠の色なんでしょう。緑がかった青。どちらかと言えば明るい青緑、これが一般的な十和田湖の色。ここは青ブナという、水力発電のための取水口がある地点。ここから八甲田山系の水を送水管を通して逆流させることもあるので、水の色が綺麗ではないと思われがちですが、左に非ず。ご覧のように、とても綺麗な色を浮かべています。




 ここまでは、休屋(やすみや)から舟で来るには一苦労。通常、2時間は掛かるでしょう。しかしながら、軍用ゴムボートならば僅かに1時間。この機動力が湖の楽しみ方を一変してしまいました。高速で通過するところと、ゆったりと過ごすポイントとを自在にできてしまう。これぞ、機動力。てなワケで、自在に走り回った、湖の表情をご堪能戴きましょう。

 


 翡翠から瑠璃へと変化を始めているような気がします。十和田湖に於いて、瑠璃色をなすポイントは、畏れを抱かせしめる空間。不気味なというか、なんと言うか、恐ろしさに直に触れてしまう危うさを感じてしまう。いいのだろうか、こんなところに踏み入れて。そんな自問が、ごく自然に湧いてくる空間なのです。
 


 ここは中山半島綾の浦に近いところなのですが、解説はしません(笑)。ま、実に神秘的なところなんであります。それにしても、この湖の色。怖いものがあります。







 この辺りは瑠璃色と言っていいでしょう。遊覧船ではこのような色合いを見ることはできません。また、ゆっくりとこのような水の色と語り合うことこそが、初めて畏れのなんたるかを体得することになるのでしょう。




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十和田湖を一周してきました!

2008/07/01 17:10

 


2008.06.28

 森の神ツァーなどを精力的に催行しているNPO法人グリランドの佐藤さんに誘われて、十和田湖を一周してきました。今回は、ご覧の軍用ゴムボートで行ってきました。軍用ボートですから、極めて堅牢に作られており、岩場などにも平気で上陸できてしまいますし、構造上、ほぼ沈むことなんてないそうです。

 これが極めて安定しており、上記のような波のない日は、佐藤さん曰く「面白くない」そうなんです。むしろ、荒天の時の方が楽しいぐらいの性能を有しており、波の上を突き進む感覚はモーグルスキーに似ているような感覚でした。それでいながら、波はボートの内側にほとんど入ってきません。ということで、全天候型のボートです。まぁ、軍用ですから、悪天候に弱ければ使い物になりませんからね。

 さて、今回の圧巻は、なんと言っても湖の色の美しさ。翡翠の緑から瑠璃の藍へと変化を見せるその凄み。これだけの深い色合いは、そんじょそこらでは見ることはできません。明日、奥入瀬渓流に6tの試験放流が行われるのですが、その予備調査とでも言える湖の色を再確認してきました。





 とは言っても、一日中、湖の上で遊んできましたから、動画だけでも膨大な量になります。従って、本日、お届けできるのはスタート直後の動画のみです。翡翠から瑠璃へと変幻する湖の色は、今週中にお届けできるかどうか(笑)。お楽しみに!




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翡翠の流れ実証試験放流は7月2日!

2008/06/13 16:58

 


翡翠の流れ(想像図)


昨年7月に「翡翠の流れ実証実験が始まる!?」というエントリを書いたのですが、それがようやく実現の運びとなりました!精しくは上記エントリと「奥入瀬に翡翠の流れを取り戻そう!」及び奥入瀬渓流の水量取り決めの経緯等をご覧戴くとして、当日のスケジュールをご案内します。

日時:平成20年7月2日(水) 午後1時頃-午後3時頃まで
場所:奥入瀬渓流

甚だ漠然としておりますのはお許し戴きたいのですが、目下の所、これ以上の詳細が決まっていません。詳細は青森県河川砂防課 TEL017-734-9664 までお問い合わせください。



翡翠の流れは渓流の水深の深いところで見られると思われますが、水量の変化は銚子大滝が大瀑布に見えるかどうかが判りやすく、常にこの観点からのみ水量について語られてきました。ですから、奥入瀬渓流の水の色には注意されなかったのです。

ともあれ、上記は2007.06.05 銚子大滝の毎秒5.2t の放流実験時の様子。瀧の右側が岩によって流れが分断されていますが、毎秒6tでは大瀑布と形容していい水量になります。もちろん、それはそれでいいことなのですが、それだけに目を奪われてはなりません。私は奥入瀬渓流の水の色にこそ、本来の姿が秘められていると考えます。ぜひ、当日の流れの色にご注目下さい。


2008.05.16


現状は上記のように、少し濁った青灰色に見えます。これは十和田湖の湖水が少ないためと考えられます。しかし、奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る川なのですから、水量が増えれば、当然、十和田湖の湖水の色に近づくでしょう。それが冒頭の翡翠の流れなのです。


2008.06.08


7月2日には、約70年ぶりに翡翠の流れを見ることができると私は期待しています。今まではと言うか、少なくとも公式的には、約70年に渡って思い出されることのなかった流れの色が甦るのです。実に、70年ぶりに奥入瀬渓流が本来の姿を取り戻す一瞬なのです。そして、それが本来の奥入瀬渓流の姿だと、多くの方々が感じ取って戴けるなら、これは取り戻せると私は考えます。

一人でも多くの方に、この日、奥入瀬渓流で本来の姿を目撃してほしいと願っています。

 

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十和田湖にハルゼミが鳴く

2008/06/12 18:06

 

 今、十和田湖ではエゾハルゼミが盛んに鳴いています。今年の初鳴きを聞いたのは、5月16日の奥入瀬渓流でした。その後、ヤマセという冷たい風の影響で気温が下がり、ハルゼミも鳴くのを止めました。ハルゼミは気温が上がらないと鳴かなくなってしまいます。

 ハルゼミの合唱が再開されたのは、6月5日頃。実に、三週間近くも鳴かなかったことになります。ということは、初鳴きの頃に羽化したハルゼミは、その後、寒い中で寿命を迎えてしまったのでしょうか。不憫でなりません。

 そのハルゼミの鳴き声を聴いていただきましょう。場所は中ノ湖俯瞰所(なかのうみふかんじょ)。私が散策路にしたいと狙っているところで、今はあまり車が通りませんから、実に静かな環境になっています。これからの季節は、雲海の十和田湖も楽しめます。




 以下、ちょっと前の画像ですが、中ノ湖俯瞰所に咲いたムラサキヤシオツツジを鑑賞して戴きましょう。なんとも鮮やかな赤紫色の森の貴婦人で、ニリンソウと共に私の大好きな花。


2008.05.16 ムラサキヤシオツツジ


 今年は掲載のタイミングを失ってしまいましたが、やはり、掲載しないワケには参りません(笑)。



 中ノ湖俯瞰所は絶壁になっていますから、このムラサキヤシオの先は150mほどの下に水面が拡がっています。故に、この撮影の時は木の枝に摑まりつつ片手でシャッターを切りました(笑)。




 ほ~ら、怖いでしょ(笑)。


2008.05.16

 緑と言っても、ご覧のように同じ緑であってもいろんな緑色があります。6月中旬頃までは、このような緑色の違いが際立っています。ちょっと赤みを帯びたもの、黄色みを帯びたもの等々、これを青森県では春紅葉と呼んでいます。これは葉の色そのものにも関係しますが、赤や黄色の花を付けているものもあり、恰も秋の紅葉のようにも見えることから名付けられました。




2008.06.08


2008.06.08





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新緑の森の神

2008/05/07 17:47

 


2008.05.04 森の神

 今、十和田周辺は、一年で一番輝かしい季節を迎えました。眼に染みる新緑のシャワーが降り注ぎ、林床には白いニリンソウやムシカリ、鮮やかな赤紫のムラサキヤシオツツジが咲き、山ウドや山椒が香り立つようになりました。いつもなら、これらを同時に見ることはできません。

 森の神も若葉を輝かせていました。この季節、北東北の森はまだ暗くならないのです。グリーンシャワーとでも形容するしかない明るさに溢れています。そもそも落葉樹の森は、常緑樹の森に比べて格段に明るいのですが、新緑の季節は更に透明感が増します。森の中では野鳥が歌い、間もなくハルゼミも、その合唱に加わることでしょう。

 上記画像の、森の神の淡い緑は、この季節ならではの色。キラキラと輝くブナの新緑には、実に嬉しいものがあります。思い返せば、十年前、土砂崩れで通行止めになった奥入瀬渓流で、車が通らない空間の素晴らしさに気付かされたのも、この季節でした。



昨年の秋、森の神が日本一のブナの巨木として認定されました



この春にも、奥入瀬渓流で6tの放流試験が行われることでしょう。
そうすれば、奥入瀬渓流に翡翠の流れを取り戻せます



歩行者天国となった奥入瀬渓流に、翡翠の流れが戻り、
森の神の新緑が輝く。
近い将来、そんな夢が、きっと現実のものになります。




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ニリンソウの群生!

2008/05/05 13:12

 


2008.05.04 ニリンソウ

 4/15に今年初めてのニリンソウを確認してから、約二十日間で満開になりました。今年はキクザキイチリンソウに勢いがなく、ニリンソウには勢いがありました。とは言っても、湖周辺だけのことで、奥入瀬渓流では勢いがありません。チラホラと咲いているだけで、群生とまではいっていません。



 この絵は、まるで漫画のように花が歌っているようです。そう見えるのは、ニリンソウやキクザキイチリンソウは向日性が強く、一斉に太陽の方向に花を向けるからなのでしょう。こういう花々を見ていると、植物だから当たり前と思ってしまいがち。

 ところが、同じスプリング・エフェメラルの仲間のカタクリには向日性がありません。太陽を全く無視するかのように、ひたすら俯(うつむ)いています。これに関連して、ホントかどうかは知りませんが、嘗て、下記のようなテキストを書いたことがあります。

では、カタクリの秘密をお教えしましょう(^^ゞ

 浅虫温泉の湯島(ゆのしま)には、4月10日頃から20日頃までカタクリが花を咲かせます。通常、カタクリは群生し、そのために一面のカタクリだらけといった風に咲き誇ります。その所為か、一般にカタクリの背丈は十数センチ程度です。ところが、湯島のカタクリは群生はするのですが、他の草花に埋もれるように咲いています。キクザキイチリンソウ、キバナノアマナ、エゾエンゴサクなどの同じスプリング・エフェメラルの仲間やトリカブトなどの成長の早い植物に、埋もれるように咲いています。これから先は、私とカタクリの語らいなのですが、埋もれるように咲く故に大きな個体だけが残りました。そもそもカタクリはユリ科ですが、代々、大きな個体だけが受け継がれるうちに、湯島のカタクリは本当に百合のように大きな花を付けるものも現れました。


2003.04.15 湯ノ島の斜面に咲くカタクリとエゾエンゴサク

 さて、湯島は周りを海に囲まれています。カタクリの背景に、春の陽射しに海がキラキラと輝きます。山の中のカタクリとは風情が、断然、違います。湯島のカタクリは長年の間、一般の方々には知られることもありませんでした。地元の方々は盗掘を恐れ、ひっそりと守ってきたのです。それでも、数年前からは一般に公開されるようになりました。私はカタクリの季節には、湯島に通い、花と過ごす一時を楽しんでいました。

 


2003.04.15 背景に海が輝く湯ノ島のエゾエンゴサク

 何日もカタクリの傍らにいるうちに、私にはある疑問が浮かび上がりました。島の南斜面から花が咲き出すのですが、北斜面にはどのように咲くのだろう。ご存じのように、カタクリはうつむいて、したがって斜面に添うように同じ方向を向いて咲きます。ですが、これは南斜面だからだろうと私は思い込んでいたのです。北斜面ではそうはいくまい。一般に植物には向日性があり、キクザキイチリンソウなどは朝と夕方では花の向きが違います。ところが、カタクリはそんな素振りを見せません。果たして、北斜面でも同じように、カタクリは綺麗に斜面に添って咲き出しました。つまり、太陽に背を向けて咲いているのです。

 ふざけたヤツだな、と私は文句を言ってみました。そうしたら、傍らのカタクリが呟きました。
「私はうつむいて咲きたいんです」
だって、あんた等、植物だろうが。太陽に背を向けるってぇのは、一体、どんな了見なんだ。
「いえ、他意はありません。うつむいて咲きたいだけなんです」
本当だな。じゃ、斜面ではなくて、平地ならばバラバラな方向を向いているってのか。
それ以上、カタクリは答えませんでした。私は島の頂上の北斜面を降りて、海の間近の平地に咲くカタクリを観察してみました。驚いたことに、カタクリはうつむいて咲きつつも、てんでバラバラな方向を向いていたのです。なるほど、カタクリはうつむいて咲きたいだけだったのです。終わり(^_-)

上記がホントかどうか、ご存じの方がいらっしゃればお教え下さい。私は未だにそう思い込んでおります(笑)。

 



 一面のニリンソウが、見事なお花畑になっています。こうなると、ニリンソウも、そろそろ終わりを告げることになります。既に溶け出した花もありました。スプリング・エフェメラルの仲間は、枯れるというよりも溶けるといった感じで姿を消し去ってしまいます。

 広葉樹が葉を拡げる前に、急いで花を付け、6月頃には地上から姿を消し去ってしまいます。今年は広葉樹が既に葉を拡げていますから、ニリンソウにとっては厳しい春なのかもしれません。



 そうであっても、ご覧のようにまだ蕾を付けている花もあります。一般に、スプリング・エフェメラルは春の儚(はかな)い命などと言われますが、どうして、どうして、私には春の強(したた)かな命と思えます。これだけの群落を作ることだけでも、他の植物を圧倒していますから。これが「儚い」ワケがありません(笑)。



 最後のショットは、ファインダーから目を離してオートフォーカスまかせでシャッターを押してみたもので、なかなか面白いと思いました。自分自身が花の中にいるような感じです。こうして、ニリンソウになってみるのも、面白い経験ですね。お試し下さい、お奨めなんでございます(笑)。


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奥入瀬にシラネアオイの群落を発見!

2008/05/04 23:15

 


2008.05.04 奥入瀬渓流に咲いたシラネアオイ

 ここは雲井の滝の上、私が勝手に名付けたオフィーリアの流れ付近。今日は、この流れにニリンソウが咲き乱れているだろうと期待して、GWのど真ん中に撮影にやって参りました。ところが、意に反してニリンソウは咲いていません。その代わり、シラネアオイが咲いています。驚きました。

 と言うのも、この季節に渓流の歩道を歩くなんてことは滅多にありません。通常は、車道からポイントを狙って撮影するのみ。こうして遊歩道を歩くことなんぞ、何年振りでしょうか。って、ことで大発見!



 ちょっと解りにくい絵ですが、背景が奥入瀬渓流です。ここは遊歩道上から眺めたシラネアオイの図。この季節、遊歩道を歩いたのは数十年ぶりでしたから、こんなところにシラネアオイが咲いているなんて驚きでした。

 津軽地方の碇ヶ関にあるお寺には、奥入瀬渓流に群生するシラネアオイの絵が残っているそうです。ところが、今は群生しているところなどありません。というか、知られていないのです。上記は遊歩道脇ですから、よく残っていたと感嘆せざるを得ません。



 ここが私が秘かにオフィーリアの流れと名付けた地点。ここから左手先に遊歩道が続き、ちょっと小高くなっています。また、この地点にはテーブルと椅子が設置され、お弁当をひろげるご家族もいらっしゃいます。で、今回の発見は上記画像の右手奥に群落するシラネアオイ。

 肉眼でも、よほど注視せねば見えるものではありません。今回、花をメインにした撮影が目的であり、且つ、直前にシラネアオイの撮影をしたばかりなので反応することができました。単純に散策された方々には気付かないものと思われます。



 で、そのポイントから200mmレンズ(これ以上の望遠は持っていません)で撮影してみました。上記画像では判りにくいのですが、これを等倍に拡大して見ましょう。







 如何でしょうか。シラネアオイが群落を形成している様子が伝わるでしょうか。肉眼では微かにシラネアオイの紫が確認できます。そこで、この対岸からの撮影を諦めて、ちょっと小高くなった遊歩道から撮影を試みることにしました。



 やはり、この画像では判然としません。が、紅いアオキの辺りにはシラネアオイの花が見えます。これを等倍にしてみましょう。



 この群落が対岸であることに寂しさを覚えます。と言うか、こなた遊歩道側には既に群落が失われてしまっているのですね。

 日本人は決して皆伐はしない。が、花泥棒は容認する傾向は残っています。私も山菜として植物を戴く以上、あまり大きな口をきけた義理ではありませんが、食べもしないのに摘み取る行為は謹んで欲しいところではあります。いや、装飾という分野に於いても吝かではありませんが、せめて、食すると装飾するとの意識の違いを考慮して戴きたくお願い申し上げます。

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シラネアオイ咲く!

2008/05/02 21:07

 


2008.05.02 シラネアオイ

 うーん、驚きました。5月中旬に咲くシラネアオイが、もう咲き出しました。早い、早い!今日は朝から暑く、半袖で外出しても汗ばむ陽気。こんなにも暑い5月初旬はあまり記憶にありません。冷夏冷害の年には、5月17日に雪が降ったこともありますから、この暑さはちょっと異常と言えるでしょう。



 シラネアオイは日本固有種ですから、他国で見ることはできません。今日、見かけたものは10個体ぐらいでしたが、ここは奥入瀬渓流ではなく休屋(やすみや)です。乙女の像にほど近く、遊歩道脇に咲いていました。それ故、手折られる心配があります。


2008.05.02 ムシカリ

 咲いていたのはシラネアオイだけではありません。ご覧のようにムシカリ(オオカメノキ)も咲いていました。ムシカリは薄暗い林床に咲くので、とても目立ちます。ところが、今年はその林床がまだ薄暗くなっていません。まだ広葉樹の葉が茂っていないのです。とは言っても、広葉樹の葉も例年に比べればとても早く芽出しています。通常、5月10日過ぎに、新緑直前の春紅葉(はるもみぢ)という光景を見ることができますが、今年は4月下旬にその光景が広がっています。



 ムシカリの花と言いましたが、正確には、この白い花状のものは装飾花であり、本当の花は中心部で、まだ蕾のままです。それを言うなら、シラネアオイにしても紫の花に見えるのも萼片ではあります。ま、この辺りは大らかに見るのが正しいでしょう。

 このムシカリの直後に、森の貴婦人ムラサキヤシオツツジが咲くのですが、今日見たところ、既に蕾が紅く膨らんでいました。となると、山菜が顔を出していてもおかしくはありません。


2008.05.02 タラの芽

 美味しそうなタラの芽でしょ(笑)。さすがに、地元の人たちも、こんなにも早く山菜が顔を出していることに気付いていないようでした。まだ、タラの芽などはあまり採られていないのです。本当は山ウドを狙っていたのですが、あいにく、今日は巡り逢うことは叶いませんでした。

 それでも、お弁当を持って、春の陽射しと言うには暑すぎる陽気の中、ウグイスやツツドリの声を聴きながら、幸せな一時を過ごすことができました。厳しい冬を過ごしてきたからこそ、この春が愛おしい。山菜という春の恵みは、冬という惜別の時を経て、一層、訴求力が増すのでしょう。


2008.05.02 甲岳台

 今日はここで妻と共にお弁当を食べました。車の騒音など、人工的な音は殆ど聞かなくて済みます。蕗の薹の味噌和え、紀州の梅干し、タケノコご飯のおにぎり。もう少しすれば、身欠き鰊の山椒漬けにもありつけます。んー、こういう贅沢はここでしか味わえない類のもの。人間としての豊かさ、そういうことを考えさせられますし、是が非でもお伝えせねばならぬと、改めて使命感に燃える次第なのでございます。

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十和田湖に山桜咲く!

2008/04/30 21:35

 


2008.04.30 山桜

 一昨日辺りから、山桜が咲き始めました。ほぼ満開のものもあれば、咲き始めたばかりのものも。北駐車場に植えてあるソメイヨシノは、ウソに花芽を啄まれた所為か、今年も元気がない様子でした。


2008.04.30 カタクリ

 山桜だけではありません。スプリング・エフェメラルの代表選手、カタクリも咲きました。私が知る限り、十和田周辺では、焼山と生出(おいで)キャンプ場付近と、ここ休屋(やすみや)の三箇所のみ。休屋には僅かに三輪。残りの二輪は葉が出ているだけで、まだ咲いていません。



 殆どが盗掘によって姿を消したものと思われます。ここをご覧のみなさまは、決して公園内で花を手折るようなことがないよう、お願いしたいところです。間もなく奥入瀬渓流には、日本固有種のシラネアオイも咲くことでしょう。嘗ては、奥入瀬渓流に群生していたそうですが、今は探すのがやっとなんです。


2008.04.20 奥入瀬渓流 キクザキイチリンソウ

 奥入瀬にはキクザキイチリンソウが群落を作っています。紫と白の二種類の花がありますが、なんとなく紫に眼が行ってしまいます。これがニリンソウだったとして、果たして紫に眼が行くでしょうか?ニリンソウは、やはり、白でしょう。いや、ごめんなさい。妄想の世界に入り込んでしまいました。


2008.04.20 キクザキイチリンソウ

 思うに、形状と色彩は切り離せないものなのでしょう。キクザキイチリンソウのような大きな花弁は紫がよく似合う。一方、清楚で可憐なニリンソウには白がよく似合う-独断と偏見ではありますが、ま、そんなところなのかもしれません。


2008.04.22 花山葵

 と、ここでまた白い清楚な花、花山葵(はなわさび)です。清楚ですから、もちろん、食べられます(笑)。山葵(わさび)特有の辛さもあり、おそらくはビタミン類たっぷり。ところが、この辛さを出すのに一苦労します。茹でてはいけない-器にサッとお湯を注ぎ、ラップで蓋をし(辛み成分を閉じ込めます)、器ごと氷水で急速に温度を低下させます。ここがうまくいかねば、辛さは消し飛んでしまいます。そして、付け汁を捨ててはいけません。

 おそらくは失敗を重ねる人の方が多いことでしょう。なにを隠そう、当家でも今年初めて辛さを生かすことに成功した次第(汗)。それぐらい消し飛んでしまいかねない繊細なもの。私は殆ど調理できませんが、この繊細さに思いを致すことはできます(笑)。


2008.04.30 イタヤカエデの花

 イタヤカエデの花が咲いているということは、そろそろ、本格的な山菜シーズンを迎えるということ。この花の下で、採りたての山菜を味わい、詠い、踊る-それがこの地域に伝えられる歓び。うーん、なにものにも代え難い、一瞬の歓びなんであります。


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十和田湖の白鳥からH5N1検出!

2008/04/30 11:04

 

 ちょっと出遅れてしまいましたが、十和田湖の白鳥から強毒性の鳥インフルエンザウィルスH5N1型が検出された件について、気付いたことなどをば。白鳥が去って、今日はイワツバメが巣作りに忙しい様子でした。残念ながら、動画には写っていません。今朝は野鳥のさえずりで目が覚めたのですが、喜んでばかりもいられない複雑な心境です。

 毎日のように愛犬を散歩に連れて行く妻に依れば、十和田湖で越冬していた白鳥は4月6日早朝、一斉に飛び去ったと思われます。この日は新月であり、月の満ち欠けと渡り鳥の行動に関係はあるのかと、妻は訝しんでいたとのこと。

 その後、7日、8日と妻は白鳥を目撃しておらず、一斉に飛び去ったと確信したそうです。ところが、私は9日には白鳥の群れを目撃しているのです。幾分、数は少なくなっているようでしたが、私にはいつも通りの光景と感じられました。が、妻は納得しません。身体が一回り小さい、別の群れだと言って聞かないのです。

 もしもそうだとするならば、今回の鳥インフルエンザウィルスに感染していた白鳥が、十和田湖で越冬していた群れとは別であるとの推測も成り立ちます。また、強毒性のウィルスに感染していたのですから、21日の死体発見の直前にやって来たということも考えられます。問題は、どこからやって来たのか。そして、この日本においても、極めて身近に鳥インフルエンザウィルスは存在しているということ。

 4/2放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”-ぼやきくっくりさんのエントリで、今からパンデミックワクチンを作らねば間に合わない旨の指摘がありました。中国業火リレーなんぞやっている場合ではありません。鳥インフルエンザウィルス感染情報についても速やかに世界に開示すべし!

 鳥インフルエンザの感染情報を開示せぬ場合は、オリンピック開会式ボイコットという線も浮上しかねません。「日本で200万人以上が確実に死ぬであろう」と言われていますので、これは日本国民の生命に係わることあり、大東亜戦争の犠牲者数にも比肩する規模なのです。謂わば、戦争前夜ぐらいの危機感を持たねばなりません。今のところ、秋田県、青森県の地方行政レベルの対応に止まっているようですが、国の真剣な素速い対応が必要であることは明らかなことではないでしょうか。

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